整建
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新たな補助金について

11月から国土交通省より新たな補助金制度が出来ました。

「住宅ストック循環支援事業」というもので内容としては

①エコリフォーム

②エコ住宅への建替え

③良質な既存住宅の購入

に関して30~50万円の補助金が出ます。

整建で関連があるのは①と②になります。

①のエコリフォームは前回の省エネ住宅ポイントの時のように

「窓の断熱改修」
「外壁・屋根・天井の断熱工事」
「太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯機、節湯水栓の中から3つ以上の工事」
を対象に最大30万円の補助金が出ます。
しかし前提条件としてリフォーム後に耐震性を有する事が必須となっています。
なので耐震性のない住宅には別途耐震改修工事が必要になってきます。
耐震改修にも別途+15万円補助が出ます。
②のエコ住宅への建替えは現在建っている住宅が耐震診断などによって耐震性がないと判明している場合、取り壊しエコ住宅に建替えることで30万円~50万円の補助金が出ます。

30万~50万円の内訳は

30万円・・・省エネ基準

40万円・・・BELS☆☆☆以上

50万円・・・BELS☆☆☆☆以上

となっています。

BELSというのは電化製品などに貼ってある省エネラベルの住宅版のようなものです。

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↑電化製品でこんなラベルを見たことがありませんか?
☆が多ければ省エネ性能の高い住宅ということになります。

整建の標準仕様の新築は省エネ基準より高いので(BELS☆☆~☆☆☆程度)補助金を有効活用することが出来ます。

建替え予定の方がいましたら是非ご相談ください。

補助金の活用には工務店などが事業者登録を済ましてないと出来ません。

補助金希望の方は一度建築会社に問い合わせた方がよいと思います。

窓の選び方について

IMG_0249
まだまだ暑い日が続きますね。

今回は家の中の暑さ・寒さに大きな影響を及ぼす窓(サッシ)選びについてです。

実際ガラスや枠だけで何種類くらいあると思いますか?

じつはガラスだけでも5種類以上・枠でも4種類以上あります。
大きな内訳は昔のサッシで使われる『単板ガラス』『ペアガラス』『熱線反射や熱線吸収ガラス』『LOW-Eガラス』などがありペアガラスの間の”空気層の厚み”などでもっと種類が増えていきます。

枠は木製や樹脂、アルミと樹脂の複合、アルミサッシなどがあります。

こんなに種類があると何を基準に選んだらいいか分からなくなりますね。では、どうやって選ぶのか?

 

それは・・・
と、その前にサッシが家にもたらす影響を説明しておきますね。

サッシには熱貫流率というものがあります。(もちろん世の中すべての物にあります)

アルミサッシ・単板ガラス・・・6.51
アルミサッシ・ペアガラス ・・・4.07
アルミサッシ・LOW-E     ・・・3.49
複合サッシ・ペアガラス ・・・3.49
複合サッシ・LOW-E       ・・・2.33
樹脂サッシ・ペアガラス ・・・2.91
樹脂サッシ・LOW-E       ・・・2.33
壁の熱貫流率は   ・・・約0.45~0.4

この数字は0に近いほど性能がいいのですがこの数字が意味するのは、内外温度差が1℃あるとき面積1㎡あたり熱が移動する量です。

 

《例えば》
*条件*
窓・・・アルミサッシ・単板ガラスのハキダシ窓3.2㎡(高さ2m・幅1.6m)
壁・・・窓と同じ3.2㎡
外気温  5℃
室内   20℃
*********
この時の熱の移動する量は
窓・・・312W
壁・・・21.6W
なんと!窓からは壁の約14倍以上の熱が出たり入ったりしています。サッシの性能を上げて複合サッシ・LOW-Eガラスにすると【111.8W】となり壁の約5倍にまで下げることが出来ます。

暖冷房機器の効き具合にも影響してくるので光熱費に直結してきます。

今度こそ、ではどう選ぶのか?

建物全体の予算や躯体性能(断熱性)・方角や地域特性で選びます。もちろん高性能になれば予算も上がります。しかしランニングコスト(光熱費)は下がります。適切に選ばないと夏は条件が良くなっても、冬の南の暖かい日差しが入らなくなってしまうこともあります。

そういったいろんな条件を見ながら整建ではサッシを選んでお客様にご提案・アドバイスをしています。

窓は明るくする・風を入れる・出入りするなどの単純なモノではなくなってきました。

窓って結構重要なんですよ。

 

暖冷房機器の選び方

温熱教室にて暖冷房機器の選び方について学んで来ました。

エアコンを購入するとき何を目安に買いますか?
おそらく1番左の畳数のめやすを参考に選んでいると思います。(僕もそうしていました)
しかし、あの畳数のめやすは無断熱の住宅を基にしています。
ということは、新築して9畳程のリビングがあったとしてそこに9畳用のエアコンでは大き過ぎる訳です。
大きいだけならいいじゃないかと思われますが、次は真ん中の能力という場所を見てください。
これはこのエアコンを2.2kwで運転するのが1番効率がいいという事を示しています。
なのでそれより大きくても小さくても効率が悪い事になります。
では、何を基準に選ぶのか。それは、その家の断熱性能とその部屋の面積、内外温度差と生活熱、日射取得熱を基に計算すると
目安のエアコンの大きさが出ます。エアコンだけでなく冷暖房機器ならなんでも出ます。(蒔ストーブも)
その家の断熱性能を計算しなければいけないのでなかなか大変ですが、今後新築の家は断熱性能の計算も義務化されますので、
一緒に冷暖房機器の提案・アドバイスもしていけたらと思います。
後は室外機を置く場所でも効率が変わってきますのでそのあたりもアドバイス致します。
温熱教室 4回目


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月1回の温熱教室に参加してきました。

今回で4回目の講習。

テーマは夏の日射遮蔽と冬の日射熱取得

太陽の熱を遮ったり採り入れたりすることでどれだけ室温に影響するのかを計算します。

整建の事務所でも夏季の室温については実験済み。(詳しくは夏を快適に過ごすコツを見てください)
季節に応じた暮らし方もアドバイス致します。御気軽にご相談下さい。
また同講習の後半には暖冷房機器の選び方についても学んで来ました。
詳しくは次回のブログで書きたいと思います。
夏を快適に過ごすコツ

最近梅雨が明けたかのようにカラッとしてとても暑くなりました。

今日事務所の外気温を測っている温度計は38℃
湿度が39%と低いので無風状態での体感温度は約31.4℃くらいなんです。
本来だと風が吹くと体感温度も下がるのですがこれだけ温度が上がっていると風が吹いても体感温度は変わりません。
そんな中事務所の2階の窓にシェードが付きました。
シェードをつける目的は夏の強い日差しを取り込むことでおこる室内の温度上昇を防ぐ役割です。別にカーテンでもいいのでは?と思われるかもしれませんが、実は効果が全く違います。
ペアガラスの場合、日射熱取得率は0.79なので79%の日射熱を室内に取り込んでしまいます。
そしてペアガラスの内側に金属膜を張ったLOW−Eというものがあります。
これには日射取得型と日射遮蔽型があり
日射取得型の日射熱取得率は64%
日射遮蔽型の日射熱取得率は40%
となっています。
では、これにカーテンを付けたとします
ペアガラス 38%
(ガラスだけより約40%もカットできました)
日射取得型 38%
(ペアガラスと同じになります)
日射遮蔽型 26%
(ガラスだけより14%カット出来ました)
これをシェードにすると
ペアガラス 17%
(65%もカット出来ました)
日射取得型 15%
(49%もカット出来ました)
日射遮蔽型 11%
(29%もカット出来ました)
窓の外側にシェードをつけるだけでどんなガラスでも20%以下に抑えることが出来ます。数値が示す通り、設置する前は不安定だった室温が設置後は室温が安定し今日は無冷房でも30℃を上回りませんでした。(パッシブデザインを取り入れる際の夏の温度の目標は32℃以下に抑えることが目安になっているので今の所クリアです!)
シェード以外でも日本の伝統的な「よしず」や「すだれ」でも同じような効果があります。
ちなみに一枚ガラスの場合は
ガラスのみ88%
カーテン   38%
シェード   19%
アパート住まいの方はもちろん家を建てたけどなんだか夏が暑いと感じている方でも実践できます
今年の夏をあまりエアコンを使わずに過ごすならホームセンターなどで簾などを購入するのをオススメします。

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