concept
心も情緒もオリジナリティも無い、
プラモデルのような家が増えていく中で
私たち職人集団ができることは、その逆のこと。
私たち住まい工房整建は、
心がある家を作ります。
日本の伝統を守り、
誠心誠意を木に宿して作り上げる家。
住まう家族に、心から愛される自慢の家。
自然の光や風を活かした、
ナチュラルで心地よい家。
心がある家をつくることは、
確かに時間も掛かれば手間も掛かる。
お金も少し多く必要かもしれない。
でも住んでみたらすぐ
その価値をわかっていただけるでしょう。
三つの信念
木を熟知した職人の技と
日本建築の伝統技術。
住まい工房 整建には、社員としての職人が多数在籍しています。
これも皆さんにとってみたら、自社工場と同じように、当然のことのように思われるかもしれませんね。
しかし実際は、フリーランスのような職人が多いというのが事実です。
大手建築会社は職人を社員として抱えることはほとんどありません。全て登録されている職人に業務委託しています。
また職人たちも、自身で工務店として看板は掲げていても、実際の仕事は大手建築会社から委託されている仕事ばかりな事が多いのです。
ここでは便宜的に”職人”と言っておりますが、正直なところ、本当に職人と呼んでもいいかは疑問です。基本的な建築知識とある程度の経験があれば、プレカットを使用した住宅建築は可能だからです。
職人魂のこもったオリジナル家具
お話を伺いながら、一緒に家づくりをしていく中で、
どんなものがあったら生活がより楽しくなるか、
便利になるか、笑顔が増えるか、友達に自慢できるか。
それをご提案するのが設計士の仕事であり、
そこにぴったり合うものを作り上げるのが
職人の仕事であると、私たちは考えています。
ご家族とつくる
愛着のあるすまいを
住まい工房 整建では、お客様自身で大黒柱にノミ入れをし、
ご家族全員のお名前を書いていただいています。
また施工中は、ご希望のよって、ご家族皆さまに、家づくりの作業に参加していただくこともできます。例えば、壁を塗って手形を付けていただいたり、塗装、飾り付け、ウッドデッキの組み立てなど、ご要望をお伺いして、丁寧に職人が指導をさせていただきます。
ちょっとしたことですが、
それだけで住まう人が自ら手掛けた作品になりますので、愛着が違うんですよ。
「快適」ともちょっと違う、
自然がくれる「心地よさ」。
パッシブデザインってどんな家?
最近では一部の住宅メーカーなどでも使われるようになったので、耳に、目にしたこともあるかもしれませんね。しかし、まだまだパッシブデザインの認知率は低く、正しく理解している方は少ないと思います。
パッシブデザインとは、”建築の設計手法のひとつで、特別な機械装置を使わずに、建物の構造や材料などの工夫によって、熱や空気の流れを抑制し、快適な室内環境をつくり出す手法”のことです。
もっと解りやすく言うと、現代の日本の住宅建築のように、電気やガスなどの人工エネルギーだけに頼らず、風、太陽の光、自然熱などの自然エネルギーを無駄にせず、有効に活用できるように設計から考えていく家づくりのことです。
パッシブデザインにおける
5つのデザイン
自然の恩恵と小さなエネルギーで、
「冬暖かく、夏涼しく、自然光で明るい」住まいづくり
=”パッシブデザイン”をご提案しています。
パッシブデザインを意識してプランニングし、用途に合った建材を選び、随所に様々な工夫を凝らすことで、
エネルギーがもたらす「快適さ」ではなく、自然が与えてくれる「心地よさ」のある暮らしをご提供しています。
1断熱
自社効果測定結果に基づき、
建物全体の保温性を向上。
断熱性能を高めることで、建物全体の保温性が向上し、省エネ性や快適性、健康性といった多くのメリットを得られます。冬場には少ないエネルギーで部屋を暖めることができ、暖房していない部屋との温度差も小さくなるため、家全体が快適で健康的な環境になります。これにより、窓や床、壁などの表面温度も高く保たれ、快適な住環境が実現します。
2日射の
遮へい
せがい造の深い庇(ひさし)は
夏の日射しを除けてくれます。
せがい造とは、昔は格式ある家の象徴でした。夏の高い位置から降り注ぐ太陽光、紫外線を除けるので、夏の快適性を上げ、省エネを実現させます。深い軒を作ることが出来るので、軒下の有効活用が可能です。日射遮蔽は庇だけでなく、窓まわりにルーバー網戸やシェードを付けたり、落葉針葉樹や緑のカーテンも同様の効果があります。
3通風
デザイン
風の流れをコントロールする、
通風デザインの技術が自慢。
高温多湿な風土を持つこの地域では、わずかな風もうまく取り入れて流すことで、体感温度や快適性が大きく変わります。住まい工房 整建は、特に通風デザインにおいて多くの実績と高い技術を有しています。欄間部分に木製造作の開閉可能なルーバーを設置したり、手摺や壁、天井の一部を格子状にするなど、造作家具の得意な私たちならではの工夫を随所に施しています。
4昼光
利用
目指すのは
日中に照明がいらないすまい。
明るい住まいは、それだけで住まう人に安らぎと暖かさを与え、朗らかな気持にさせてくれます。自然光による快適な明るさを実現させるために、昼間に長く過ごす部屋には2面に窓を設けたり、天窓を上手に活用します。また、通風デザインにも共通しますが、随所をルーバー状にすることや透明・半透明にすることも、昼行利用のテクニックです。人工的な照明を最小限にし、省エネに繋がります。
5日射熱
利用暖房
晴れた日の昼間の日射熱を
夜に活用するという発想。
日中の日射熱を室内に蓄え、夜になって室温が低下すると蓄えられていた熱が放出される原理を利用し、夕方以降の暖房によるエネルギー消費を少なくします。これは、日射熱を取り入れるための「集熱」と、入った日射熱を逃がさない「断熱」、入った日射熱を蓄えておく「蓄熱」が重要です。住まい工房 整建では、これらの3つが高いレベルで実現できるよう綿密に計算し、設計しています。