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昨日、作業場でのお仕事を撮影しました。
この日行われていた作業は、2階の梁として使われる木材の加工です。
こちらはカット前。
カットしました。
これだけ見ても、「なんのこっちゃ?」と思いますね。
解説しましょう!
まずは ↓ のように墨付け(下書きでしょうか…)をします。
木をガッチリと組み合わせる為に必要な形にカットします。
青い部分がカットされ、凸の形状になります。
つまり、こちらが梁のオス。
こちらがはめ込む反対側。メスの方は胴差しと呼ばれます。
1本1本、丁寧に加工していきます。
この2階の梁を加工するだけでも1日では終わらないそうです。
プレカットであれば、こんな手間はかからないですね。
しかし、ご覧の通り柱と梁を直接組み合わせるワケですから、強度の違いは一目瞭然!
ここでは現場で組み立てられる前の下準備が行われます。
標準的に作られる木の家は、プレカットと呼ばれる工法です。
これは、木材をまっすぐスパっとカットし、金具などで接合して組み立てます。
でも、整建の工法は違います。
日本で伝統的に行われている木組みの工法です。
木を複雑な形に刻み、木材同士をつなぎ合わせることで頑丈な家を造るのです。
その為の作業を行うのが作業場です。
墨付け、刻みなど、家が完成してしまえば見えない部分の細かな作業を
『作業場』のカテゴリーでご紹介して行きます。